炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease: IBD)は腸管の組織障害性の炎症を特徴とし、一般的には潰瘍性大腸炎(UC)とクローン病(CD)がこれに属します。両疾患とも、寛解期と活動期を繰り返す慢性の炎症性疾患です1。
炎症性腸疾患(IBD)に関連する検査試薬
エリアカルプロテクチン2は体外診断用医薬品として、IBDの診断補助およびUCの病態把握の補助に使用できます。
エリアカルプロテクチン2検査の感度は98~99%と高く、陰性適中率(NPV)は98.4%です。そのため、この検査は炎症性腸疾患を区別する優れた検査として使用できます8, 9。